【タビテツ2号】 4号車 春の駅弁


皆さま、おはようございます。
昨晩からずっと走り続けたトワイライトエクスプレス号は新潟県下で朝を迎えます。その昔、平家の落人に “親知らず、子はこの浦の波枕、越路の磯の泡と消え行く” と詠まれた天下の険も、現在は全長4536メートルの親不知(おやしらず)トンネルを時速120キロで一気に通過。越後(新潟県)から越中(富山県)へと入ります。

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海沿いを走り続けた列車は、日本海と暫しお別れ。富山平野を快走します。春から夏にかけて沿線は富山県の花でもあるチューリップが咲き誇り、その背景には日本の屋根といわれる北アルプスが山の頂に雪を残して遠くそびえ立っています。日本でもトップクラスの車窓風景といえるでしょう。

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さて、いつも “花より団子” の私は、昨日札幌出発前に駅弁を電話注文しておりました。最近の列車は、窓が開かず、また各駅の停車時間も大変短い。一度列車に乗ってしまったら、途中駅で駅弁を買い求めることなど不可能に近い。でも、沿線の名物駅弁は是非手に入れたい!そこで最近のマイブームは “駅弁の出前” です。事前に駅弁屋さんに電話し、列車名と自分の号車を伝えておけば、喜んでホームの自分が乗っている車両のドア前まで持ってきてくれます!(注)お釣りの出ない様、小銭を事前に用意しておきましょう。

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今回のお目当ては誰もが知ってる 『富山ますのすし』 。マスはサケと同じく川~海~川へ回帰する魚で、この時期のそれは身がピンクになり “さくらます” と呼ばれ、春を代表する食材です。この 『ますのすし』 は明治の時代から販売されているロングラン駅弁で、古くは8代将軍徳川吉宗に献上されたと伝えられる富山の郷土料理でもあります。

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すしの入っている丸い入れ物は、通気性の良いまげわっぱ。それに香り高い国産のをたっぷり敷いて、富山県産の米を使った酢飯を詰め、その上に脂ののったマスの切り身を並べて笹で包む。これをナイフで放射線状に切っていただだく。が、このナイフの切れ味が非常に悪く、揺れる列車の中で食べづらい駅弁ナンバーワンでもあります。でも、これぞ、明治の時代から変わらぬ最高の駅弁です。

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ますのすし』 と格闘しているうちに、列車は倶利伽羅(くりから)峠に差し掛かり、越中の国をあとにします。次の停車駅は加賀100万石の城下町金沢です。

つづく。

駅弁データ:
富山ますのすし ¥1300
(お勧めはワンランク上の『特選ますのすし』 ¥1700)
発売元:ますのすし本舗 源
お取り寄せ:可

by amnetnewyork | 2010-04-02 02:02 | タビテツ | Comments(0)

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